八代吉向十三軒 菱馬水指

八代吉向十三軒作 菱馬水指

左馬は縁起の良い図とされ、神社の絵馬に使われたり、逆さに読んで「まう・舞う」は
おめでたい、祝い事を連想させます。

伊予大洲出身の戸田治兵衛が、京都に出て陶づくりを学び、享和(元年は1801年)の始め、
大阪十三村(じゅうそう)に窯を築きました。
庭前の老松と生駒山にのぼる月を愛で、「十三軒松月」と号し、作陶に専念しておりました。
時の将軍家の慶事に際し、鶴と亀の食籠を献上いたしましたところ、亀の食籠が非常に気に入られ、
「亀甲」即ち「吉に向かう」にちなみ、「吉向」の窯号を賜りました。

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